ス ペ イ ン旅行記(付 カタールW杯観戦記)その④(ミハス、セビリア)

ス ペ イ ン旅行記カタールW杯観戦記)その④(ミハス、セビリア

平成25年(2013年)8月17日~24日

令和4年(2022年)11~12月 

takachan

20日)今日の最初の目的地はアンダルシア地方のコスタ・デル・ソル地区にある、人口77,000人のミハスという小さな街だ。この地区は北欧の人びとの別荘も多く建つ一大リゾート地区となっており、緑の広大なオリーブ畑をはさんでところどころに小さな街が点在している。ミハスはその中の一つの街で、街中の家々が「白」で統一された世界遺産の街である。空の青さと、鮮やかな原色で塗られた街なかのポストや花飾りなどが、白い街並みとマッチして美しい景観を作り出している。細い道々を気ままに散策していくと、犬の散歩をする地元のおじいさんとすれ違い、学校帰りの子どもたちがワキを走り抜けていく。また別の一角では、自宅の白い壁をご主人が塗り直している光景が・・・。思わずシャッターチャンスとばかりに近づいて、一枚撮影させていただいた。

ちなみにその一枚が、翌年2014年のNHK学園の「生涯学習写真展」に入選!しました。

     題して「世界遺産を守る」

2014NHK学園 生涯学習写真展入選作
世界遺産を守る」

ミハスの、白い街角

 アンダルシア地方には「白」に対抗して街中を「青」で統一したフスカルという街もある。フスカルは人口240人の小さな村だが、実は「青い妖精」という2011年制作の映画の舞台となったとき、映画の趣旨にあわせてそれまでの白い街並みを青く塗り直したという。するとそれが好評だったため、もとの白に戻すという条件をどうするか住民投票の結果、そのまま「青」でいこうということになったということだ。それまで 年に300人程度だった観光客が一気に8万人を超えたという。以上、参考情報。次回はぜひ行ってみたい。 

白い街、ミハス

青い街、フスカル

 ミハスをあとに、高速道路を次の目的地セビリアへ向かう。コスタ・デル・ソルの海岸線とスペイン瓦の別荘の群れ、お値段は値下がり気味ながら日本円で1億円近くとのこと。途中寄ったレストランAbodesでは、ガスパッチョ(冷製スープにパンを浸していただく)と白身魚のムニエル。ビールとスペインワイン(赤)でいただく。美味い! 再び高速に乗る。車中フラメンコについての解説などあり。フラメンコはジプシーのものとよく言われるがこれは誤り。もともとはアンダルシア発祥の民族芸能で、これが広まるのにジプシーたちのはたした役割が大きいとのこと。ユネスコ無形文化遺産となっている。

 

 セビリアに到着。セビリアはスペイン第3の都市。到着時ちょうどシエスタの時間帯で、街なかは閑散。というよりも、ここへきてスペインの暑さが半端ではなくなってきた。気温はなんと、44℃とのこと! 歩いているのは観光客だけ? スペイン広場、軍事博物館、セビリア大聖堂イスラム教のモスクを改装した教会)、コロンブス墓所などをめぐる。大聖堂の鐘楼からは、セビリア市内の大パノラマ。カメラの望遠レンズが威力を発揮する。

セビリア大聖堂、外壁 

同  鐘楼から望む、セビリアの市内

 

 街なかを走るトラムを横目に、暑さの中を散策する・・・。しかし~~、暑い~!!(もう一度言うが、44℃)まるでフライパンの上を歩いているような感じなのだ! 道端のオープンカフェで冷たそうなミストが出ているのを見て、たまらず家内と入らせていただく。日影の席にすわって冷たいビールを注文。冷たいビ―――ル(ROBLES BEER)だ! 8ユーロと高かったけど、美味しい--!のだ。

セビリヤの、トラム

 ホテルで休憩後、まだまだ暑い中集合してフラメンコ・レストランEL PATIOへ向かう。場所は闘牛場のとなりだ。サングリアで乾杯し、フラメンコ・ショーを、特等席で鑑賞!  目の前でくりひろげられる生の歌と踊りの迫力。女性のフラメンコ&男性のフラメンコ・・・力強いフラメンコ・ギターの響き。「ブラボー!」と思わず叫ぶ。・・・終了後、外はまだ明るい(21:00PM)沈む夕日の中、バスでホテルへ。今日のホテルは、ALCOLA HOTEL

セビリアの、闘牛場

フラメンコ・レストラン EL PATIO

カタールW杯一次リーグの第2戦(11月27日)、日本はコスタリカに0-1の苦敗を喫した。やはりW杯にやさしい試合はない。守りを固めたコスタリカのゴールを破ることができず、しかもつまらないミスから(コスタリカ、後半唯一のシュートで)失点。

日本、コスタリカに0-1と不覚

 一方、決勝戦のカードといってもおかしくないスペイン対ドイツは、同日行われ1-1の引き分け。日本には、その真価を第3戦のスペイン戦で是非とも発揮してもらいたい!!)

 

つづく(次回、コルドバ