韓国旅行記 その①(ソウルⅠ)
平成15年(2003年)8月4日~7日
(記録)令和5年(2023年)5月
takachan
はじめに、昨年10月に発生致しました繁華街イテウォン(梨泰院)でのいたましい事故によりまして、お亡くなりになった方々への哀悼とともに、負傷された皆様をはじめ韓国国民の皆様へ心よりお見舞いを申し上げます。
(4日)今年の旅行は、家内と韓国へ。
我々の親たちも韓国旅行の経験があるのだが、あまり良い印象を持っていないようなことを言う。果たしてどうなんだろうか・・・・・・・?
我々の結論を先に言うと「とても楽しくて良かった!韓国大好き!!」ということになる。世代間の感覚の相違か昨年(2002年)の日韓共催サッカーW杯成功の好影響か?・・・
成田発JL951便に搭乗、2001年開港のインチョン(仁川)国際空港着。
インチョンは、朝鮮戦争時に米国を主体とした国連軍がソウル(京城)を奪還するために再上陸をした土地だという。
ガイドのキム・ヨンジュ(金 銀珠)さんの出迎えを受ける。このツアーは我々夫婦の二人旅だ。年配の運転手さんが運転するミニマイクロバスでソウル市内へ。天気はあいにくの梅雨空のような感じだ。
キムさんはまだ日本へ行ったことはないけれども、塾で日本語を習いましたという。きれいな日本語だ。「でもまだどうしても、ヒトチュ、フタチュ・・・になってしまうんです」と言う。
高速を走る自動車は、大半が韓国の国産車(現代ほか5大メーカー)、たまにベンツ、BMWを見かける。
さっそくのソウル市内観光は、イファ(梨花)女子大前の街から。ちょっと原宿に似た感じの街だ。
チョンワデ(青瓦台)の大統領府前で、ツーショットの記念写真をキムさんに撮ってもらう。街なかでは建設現場の多さに活発な韓国経済を感じる。ただ道路の凹凸が多いことがチョッと気になるところ・・・。
ファッションタウンのひとつ、インサドン(仁寺洞)を散策する。ここには伝統工芸品のお店や伝統茶屋が集まっている。「この人ごみを歩くのが好きです」とキムさん。そう言われると我々も、実は同じように人ごみが好きだなと感じる。
キムさんお奨めの、路地裏にある隠れ家的喫茶店「OLD TEA SHOP」に入る。ほの暗い店内にある古い民具や書画類に囲まれて、美味しい甘茶をいただく。家内はなつめ茶、私は冷やしたニッキ茶だ。
「ここには昨年のW杯で韓国代表の監督だったヒディングさんも来たそうですよ」とのこと。
古めかしい店内には漢字が一杯だが、そういえば街なかではほとんど漢字を見かけない。大半がハングル文字だ。我々からすると身近な漢字でなくハングル文字の表記からは、今我々がどこにいるのかといったような情報が分かりづらいのが残念だ。韓国独自の文化を大切にしようということの表れなのだろう。
街のなかを歩いていると日本人とよく似た顔の人たちばかりで、やはり同じアジアの国なんだなあ・・・という感慨を感じる。
つづく、次回その②(ソウルⅡ)
これまでの旅行記も、是非ご覧ください。
スペイン旅行記(2013)
イタリア旅行記(2002)
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