ギリシャ旅行記 その④(デルフィから、カランバカ)

ギリシャ旅行記 その④(デルフィから、カランバカ)

平成26年(2014年)8月16日~23日

(記録)令和5年(2023年)9月

takachan

(18日続き)オリーブ畑をぬけて、バスはイオニア海がわのアンフィサへ。途中大きな山火事の跡あり、 これも異常気象が原因なのだろうか?   ここからまた一山越えて今度はエーゲ海がわへ。

車窓より、エーゲ海遠望

このあたりはスパルタとペルシャの古戦場だ。スパルタ王レオニダスがわずか300人のスパルタ重装歩兵とともに、数千人とも数万人ともいうペルシャの大軍に渡り合い最後は壮絶な戦死をとげたという戦場だ。そのレオニダスの像を見学する。

レオニダス像

像を守る、戦士の碑

阿久津さんによると、実はスパルタには遺跡が少ないのだという。なんでもその後のビザンチン時代の建築物の資材として使われてしまったのだとか。世界にはそうした事例も結構多いのではないだろうか、歴史の非情さといえばそれまでだが・・・。

奇岩で有名なメテオラ観光の拠点、カランバカに入る。木綿畑の白い花が美しい。収穫は雨期の前の10月に行われるそうだ。細長い実のトマトの畑、この実はロバのエサだとか。

このあたりにはジプシーたちの村がある。別名ロマともいう、今のルーマニアあたりが出身地の人びとだ。よく働く人々で、最近になって学校も、組合もできてきたとのこと。

また、最近は都会で失業したこのあたりの農家の若者たちが、農家に帰ってきてそのために家を二階建てに建替えるケースが増えているともいう・・。オリーブ畑の中にサッカー場を発見。

今日宿泊するカランバカのDIVANIホテルに到着。間近に奇岩の眺めが!チェックイン後夕方のカランバカの街をちょっと散策。

DIVANIホテル(背景に奇岩)

ホテルのアプローチと、プール

ホテルの背後にそびえる、奇岩

DIVANIホテル全景
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夕食はホテル・バイキング。家内、阿久津さんとマケドニアワインで乾杯、料理も美味しい。阿久津さんとの会話もはずむ。ギリシャでのご家族の話~昨年はギリシャ国内のストライキで観光客はゼロ、今年は一転休みなしの状況。

ホテルバイキングから、サラダ

 同 、メイン料理とワイン(マケドニア産)

われわれのトルコ・イスタンブールでの失敗談、ウスキュダル事件。添乗員のムサ君との携帯電話の会話で救われた話、、「その辺で一番信用できそうな奴に代わって」と言われて、港の係員らしき人に携帯を渡した話(大笑いになる)。

阿久津さんいわく「ムサ君ってきっとあの人ね、知ってるわ」と、さすがガイド仲間の情報網!!阿久津さんのとっておきのエピソードもいくつかお聞きする。有名芸能人の話だったりするので、ここではふせておくことに。いずれも「ヘぇー!あの人が・・・」というような笑い話です。

トルコ・イスタンブールでの、ウスキュダル事件  (ご参考)t49takachan.hatenablog.com

夜のカランバカを散策、にぎわっている。夜のうす明かりの中に、若干薄気味の悪い感じで奇岩群がひかえている。無言の大きな岩の、圧倒的存在感だ。それにしても、街を行くギリシャ男性たちのヒゲもじゃでごついイメージは強烈な印象だ・・・。

夜のカランバカ市内

同 上

うす明かりの中の、奇岩

奇岩の上部に目をやるとなにやら光るものを発見、 望遠レンズでのぞくとそこには光の十字架が・・・

 

つづく、次回その⑤(カランバカ、メテオラⅡ)

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