令和元年(2019年)8月29日~31日
記録:令和6年(2024年)4月
takachan
(8月30日)
今朝の天気は雨模様だ。今日は奥多摩の日原鍾乳洞を目指す。家内は小学校時代に行ったことがあるとのことだが、私は初めてだ。
はとのす荘は、朝食もなかなか洗練されている。
鳩ノ巣駅から青梅線に乗車して、二駅先の終点 奥多摩駅へむかう。
奥多摩駅から日原鍾乳洞行きのバスに乗車するまでの時間、駅前の案内所で地図を確認してから 街を少し散策してみることにする。
駅前からちょっとした小道に入ってみると、そこは ビア・カフェや小料理屋風の家々がつづく飲み屋横丁になっている。
朝の時間なのでまだどこも開いてはいないが、夜になれば酔客が行き交うのだろうか。東京の奥多摩で、 思いがけない風景に出会ったような気分だ・・・。
渓谷のほうへ降りてみる。霧雨模様の中、川釣りをする男性がいる。釣れるのは山女魚だろうか鱒(ます)だろうか・・・。
バスに乗車して、多摩川沿いを上流方向へ揺られてすすみ、日原鍾乳洞に到着する。
バスで一緒になったお仲間たちと鍾乳洞の中へ。
鍾乳洞の中の気温は10数度台、外気温(30度)から一気に涼しい空間へ。真っ暗な中を足元の照明をたよりに腰をかがめながら進んでゆく。
すると赤や青の照明で照らされた幻想的な広い空間へ出る。またその先の洞窟を、金属製の橋やはしごにも助けれられながら進んでゆく。
洞窟の中は新洞と旧洞にわかれており、鍾乳石や岩の形状などにちなんだ名前がそれぞれ付けられている。一例をあげると、・・・格天井、船底岩、地獄谷、三途の川、十二薬師、賽の河原、縁結び観音、獅子岩、村雨の間、積雲峡、雨降り岩、といった具合だ。
*十二薬師:頭上より十二本の鍾乳石が垂下せるを、明治時代に心なき探検者のため折られ、今その痕跡のみ残る。尚見学者の無事探検をかね十二薬師をまつる。これより奥は悪路危険のため一般の見学を禁止しており絶対に入洞してはいけません。
次の二ヶ所は鍾乳石の形状が良くわかる。
鍾乳洞を一巡してようやく外へ出ると、暖かい外気にふれてメガネが一気に曇る。
何万年、何億年という年月をかけて出来た鍾乳洞という自然の造形は、やはり理屈抜きに感動的だ。都内なのになかなか来る機会のなかった日原鍾乳洞だが、やはり来て良かった。
ふたたびバスに乗車して奥多摩駅にもどり、青梅線で鳩ノ巣駅へ。
つづく、次回その④(はとのす荘Ⅱ)
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