イタリア旅行記 その⑨(ローマⅡ)
平成14年(2002年)8月9日~16日
(記録)令和5年(2023年)3月
takachan
(14日)いよいよこのイタリアの旅も千秋楽に近づき(高知氏いわく)、今日はローマの中心街の観光だ。暑い日になってきた。
昨日その後ろ姿を眼にしたサンタマリア・マッジョーレ教会を横目にバスの車窓からカピトリーノの丘、フォロ・ロマーノを眺める。映画「ローマの休日」の世界だ。「真実の口の広場」のわきをとおり、コロッセウム到着。
コロッセウム! 眼前に古代ローマの競技場が!! ベンハー、グラディエーターといった映画で描かれてきた世界だ・・・・・。
コロッセウムが建設されたのは、紀元80年ローマ帝国皇帝ヴェスパシアヌス~ティトゥスの時代。当時のローマ人たちの娯楽の場として建設された施設であるが、その反面多くの剣闘士たちの命がここで失われたという壮絶な歴史を刻んだ場所でもある。
高知氏から古代ローマの建築・土木技術の原点を解説していただく。レンガ積みのピッチ、リフトの発想、水上輸送のしかけ、・・・地下につくる舞台のしかけ等々。コンスタンティヌスの凱旋門を遠望する。
(付録③)塩野七生氏の描いた古代ローマの世界からその一節「ローマ人の物語Ⅸ 賢帝の世紀」より 病院一つ建てるのに30年もかかってしまう現代のイタリア人とは逆に、ローマ人の工事は早かったのだ。コロッセウムでさえも4年で完成させている。
ショッピングタイムは、ローマ三越へ。家内がマンドリンの古楽器の精巧なミニチュアを発見、迷わず購入する。家内の趣味は、学生時代からのマンドリン演奏だ。使っているマンドリンはイタリアの一流メーカー、カラーチェの工房で作られた楽器で「軽く百万円は超えるわ」とのこと。ほかの商品はここではJust Looking(下見)に留める。
トレビの泉では、慣例にしたがってコインを後ろ向きに投げ入れる。泉の前で、ツアーメンバーと記念写真を撮りあう。人人人々・・のスペイン広場からふと後ろを振り返ると、そこには人けのない静かなローマの街並みがたたずんでいる。
昼食は昨日のお店の姉妹店、MAN GROUVIA。ビールで乾杯して、イカ、タコのマリネ・・・。&サルティンヴォッカⅡ・・・。皆さまお疲れ様です!
ホテルに戻り、小休止。
つづく、次回その⑩(ローマⅢ)