イタリア旅行記 その⑦(フィレンツェⅡ)

イタリア旅行記 その⑦(フィレンツェⅡ)

平成14年(2002年)8月9日~16

(記録)令和5年(2023年)3月

(追記)令和5年(2023年)5月

takachan

フィレンツェへもどり、ランチは郊外の木立の中のレストランFalciani。元祖Tボーンステーキ&ビール、美味しい!

ここで飯島さんから、明日のローマ・バチカンについての情報。バチカンはまさにシーズンのピーク、観光客の多さもさることながらセキュリティの厳しさもあり、明朝の出発は予定を繰り上げて早めに出ましょうとのこと。了解です。

 午後からはフリータイム、ホテルで充電後3時過ぎに出発。昨日とは逆のコースでフィレンツエの旧市街をまわってみることにした。

ホテルから近いサンタクローチェ教会をのぞいて、家内が記憶しているという安い両替店へむかい円→ユーロの交換をする。ちなみにこの時の換算レートは、121.95円/ユーロなり。

サンタクローチェ教会

ウフィツィ美術館わきでは、似顔絵かきを見学。美術館のわきをぬけてアルノ河畔へ。皮革店やポンテ・ヴェッキオの貴金属店をJust Looking。

 

似顔絵かき

人、人、人の、ポンテ・ヴェッキオ

同 上の、貴金属店

イタリアン・ジェラートを買ってなめながら(美味しい!)共和国広場~ドゥオーモをじっくり観てサンロレンソ教会へ。

メディチ家礼拝堂は残念ながら休みで入れず、メディチ家リッカルディ宮殿へ。石造りの素朴でそっけない外観とは裏はらに、建物内部の豪華さ、きらびやかさには驚きだ。メディチ家の人たちが街の人々から反感をいだかれないように、建物の外観をわざと質素にしていたということも聞いた。

メディチ家リッカルディ宮殿
-極めて質素な外観-

同 宮殿内の、中庭

同上、彫像

メディチ家の莫大な財宝のほんの一部にはなるが、見学をさせていただく。ベノッツオ・ゴッゾリの描いた「東方三博士の礼拝」などの有名な絵画が部屋の一画にさりげなく飾られている。

礼拝の行列の中にはロレンツオ・デ・メディチの馬上の姿も描かれている(まったく似ていないそうだが)。ルネッサンス芸術の大パトロンだったメディチ家の、栄華の一たんをしのぶひとときであった。

同宮殿内の、東方三博士の礼拝より
-馬上のロレンツオ-
-ネット検索-

再びドゥオーモの前にたたずみ、しばし立ち去りがたい感情がこみ上げる・・・。

観光客でにぎわう、ドゥオーモ前

共和国広場に面したデパート;リナセンテにて、よ~く吟味のうえ家内のバッグを購入。夕食はどこにしようか、とさまよいシニョーリア広場の中にあるオープンテラス・ピッツァリアへ。夕暮れせまる歴史ある広場の中で、ひき語りのギター(ヘタくそだったが)を聞きながら美味しいピザ&ビール(Nastro Azurro) 雰囲気抜群の、夢のなかにいるようなひと時であった。

リナセンテ(デパート)

 シニョーリア広場  

*豆知識:フィレンツエのサンタマリア・デル・フィオーレ大聖堂(ドゥオーモ)を構成する「サン・ジョバンニ洗礼堂」は八角形をしています。なぜだかご存じですか?キリスト教徒の人には常識かもしれませんが・・・。それは洗礼堂の果たす役割に関連しています。キリスト教徒にとって「洗礼」とは何か?それはよごれた現世に生きてきた自分自身を埋葬して、キリスト教の世界に復活・再生することを意味するのだそうです。一生を1週間(7日)に例えると「復活」は8日目に当たるとされ、そのため復活すなわち洗礼を行う場である「洗礼堂」には「8」という数字が意味を持ちます。洗礼堂が八角形なのはそのためなのだそうです。(takachanが出席した、2023.5.23 NHK文化センター講座:中世ヨーロッパの美術と建築(講師:玉川大学小倉教授)より)

サン・ジョバンニ洗礼堂(フィレンツエ)

ピサの洗礼堂は円形だったように思いますが、内部にはやはり八角形の模様が装飾されています。

ピサの洗礼堂、内部(八角形)

ここでチョッと話題を変えて、私の知合いがオーナーの素敵なイタリア料理店をご紹介しよう。イタリアトスカーナ州などで修行を積んだシェフの作る料理がともかく絶品!場所は東京タワーに近い港区御成門お店の名前は、クアットロマーニ82です。

quattromani82.com

restaurant.ikyu.com

最近いただいた料理の中から、二品ほどご紹介。

焼いた、ホワイトアスパラ
-シャキシャキした食感が最高-

カサゴの、アクアパッツァ
-スープが美味しい、パンにつけて全部いただきました-

是非行ってみてください!

(なお現在、営業はディナーのみ)

 

つづく、次回その⑧(ローマ、バチカン