自宅マンション「スケルトンリフォーム」体験記(その⑪完成検査)
完成検査
ついに完成の日(3月12日)がきた! 新装なったわが家に入り、S氏と一緒に見て回る。
養生シートがはずれ、初めて目にする淡いブラウン系のフローリングを踏んでリビングへ。
新しいシステムキッチンに立ち、カウンター越しに広がる眺望を改めて眺める。
「やっぱり良いわねえ・・・」と家内。このマンションの売りの一つは眺望だ。今までは台所作業もそれを背にしていたわけだ。やはりオープンキッチンにして正解だった。
「テレビや、家族(といっても私だけだが)の様子を見ながら料理もできるし・・・」家内のささやかな城の完成といったところか。
動線にそって各部屋を回り、設備、建具、収納・・の仕上がりを見て回る。
今回の間取りの特徴は回遊性をもたせた複数の「動線」の工夫だ。
ウラの「動線」にも変わるミニ「書斎コーナー」の出来も満足。デスクカウンターの下に取り付けてもらった引出しも便利そう。大きな「本棚」への収納のイメージもふくらむ。
「WIC」内は天井までの高さを活用して、ハンガーパイプ+枕棚部分に加え、中段2段+可動棚部分を設けた。
今回のリフォームでは、いろいろなパターンの収納を提案いただいて導入している。六本木の仮住まいの一室に山積みになっている段ボールを考えると若干気が遠くなるが、収納・整理作業を「楽しんで」やれそうだ。
新しい設備機器の扱い方をつづった分厚いファイルを見ながら、「レンジフード」、「食洗器」、「浄水器」、、、その他もろもろの操作方法を一通り教えていただく。
LEDにかわった「照明系統」や、三か所の「床暖房」のスイッチ操作、玄関系統の「セキュリティ設備」、別発注の「消防設備」についても確認する。
「照明」は、電球色から昼光色まで段階的にシンクロ調光できるシステムとなっており、時に応じた部屋の雰囲気づくりを楽しめそうだ。
「床」(フローリング)、「壁」(壁紙)、「天井」(ビニールクロス)の仕上がり具合も良く、工事中から見ていたとおり問題のあるような箇所はない。
実はこのマンションの20数年前の新築購入時、完成時点検で子供部屋に指定と違う壁紙が貼られているのを発見して、やり直しを命じるというドタバタを経験したのであるが、今回はまったくそんな気配もなし。
天井にさりげなく埋め込まれた「ピクチャーレール」も「やってよかった」。たしかに折角きれいになった壁に、また画鋲の穴をあけてしまうのはさけたいところだ。もっと埋め込む場所を増やしておけばよかった・・・、というと家内に叱られそうだが。
細かいところでは、壁の数か所に設けられた「給気レジスター」を確認。
マンション共用部になるが、開口部の「網戸」に修繕を必要とする箇所があり、その補修作業をこのあと実施してもらうことになった。
それ以外については指摘事項なし。
「すこしは手直し箇所を見つけて、指摘してみたいものだけど・・・」と、家内と話していたのであるが、まったくそのチャンスをいただけなかったのはチョッと残念だった。
(後日 入居してわかった重要な指摘事項(やり直し箇所)一点あり、完封試合ならず・・・だったのだが、その点については後述(その⑬))
満足のうちに完成検査終了、書面に署名、捺印となった。
次回、(その⑫完成見学会)