自宅マンション「スケルトンリフォーム」体験記(その⑨工事現場打合せ;電気、内装、設備)
電気配線、天井高等の確認
1月25日の現場打合せ(第3回目)では、まず「電気配線」の確認を行った。
「間仕切り壁」の骨組みが立ち上がってきており、その壁の中に埋め込まれる「電気配線、スイッチ、コンセント類」の設定位置を一つずつ確認して回る。
「スイッチやコンセント類」は、一旦埋め込んでしまうと入居したあと変更ができないため、この段階で部屋うちの使い勝手を考えて吟味しておかなければならない。
ほぼ設計図通りでOKであったが、やはり何か所か修正する箇所があった。「現場」で判断することの大切さを感じる。
施主が、実際に住んでいる感覚で見ていかないと、見過ごしてしまうことになりそうだ。施工側としても、後々クレームをもらわないようにするためにも大事なステップなのだろうと実感した。
水回り周辺(二重床部分)の「床段差」の確認。前回に続き各部分の「天井高」を再確認。今回のプランでは、キッチンからの「排気ダクト」の引回しが難しいポイントだったとのことで、その箇所については特に念入りに確認作業を行った。
その他、古い断熱材の上に結露によるカビが発生していた箇所があり、この除去あとを確認した。今後は厚い断熱材を入れるため「結露の発生はないはず」とのこと。ここでも以前の施工不備を修繕したカタチだ。
施工不備といえばもう1点、SK氏が発見していた。開口部の窓枠が、若干だが新築時に歪んで施工されている箇所があった(一か所:玄関わきの小窓)のだ。
リフォーム工事では各箇所でしっかり「水平」を確認しながら施工していくわけであるが、動かせない既存施工部分が歪んでいる箇所では、仕上げの「壁紙」を貼るとどうしても斜めにスキ間が発生する。その了解を施主に求めてきたわけである。にがにがしいながらも了解せざるを得なかった。
内装下地材(石膏ボード)の確認、収納(WIC、本棚等)棚数設定
2月18日の現場打合せ(第4回目)の時点では、「天井」、「壁」、及び「間仕切り壁」に「断熱材」を充填した上から「内装下地材(石膏ボード)」が施工されている状態を確認した。このあとは「壁紙」を貼っていくことになる。
「床」については、指定箇所の「床暖房」と「フローリング(直床:レベリング後)」を施工済みで、その上に養生シートがかぶせられていた。
保護シートにおおわれた「システムキッチン」本体と「カップボード」が設置されており、いよいよカタチが見えてきた。
制作ものの「出窓下収納」、現場施工になるキッチン・洗面室間の「入れ子式収納」も出来上がっている。
同じく現場施工になる「WIC」と「本棚」、キッチンの「パントリー」、「リネン庫」もカタチが見えてきた。
それにしても施工のスピードが早く、精度も高い。腕のいい大工さんによる、丁寧な仕事ぶりを拝見しているという感覚だ。
大きめになった「ユニットバス」も設置済み。内カベのアクセントカラーもいい感じだ。
書斎コーナーの「本棚」をはじめ、各「収納」スペースに入れる「タナ板」の数の指定を求められる。「本棚」といえば、寝室と廊下の「かくし本棚」も同様だ。
入居して実際に収納作業をしないと、何ともわからないところだがここは暫定で数を設定する。可変式の「可動ダナ」のため、追加発注も十分可能とのこと。
アタマのなかで、収納作業のイメージづくりをそろそろ開始だ。「ピクチャーレール」につける「フック」の数も同じく暫定で指定。
「このあとは、完成時検査とされますか?あるいは完成前にもう1回ご覧になりますか?」「是非、もう1回見たいです!」ということで、3月4日に第5回目の現場打合せをセットした。
つづく(次回、その⑩工事現場打合せ(続き);内装、設備)