東京の酒蔵めぐり 旅日記 その④(御嶽:玉堂美術館)
令和2年(2020年)8月24日~26日
記録:令和6年1月
takachan
(25日つづき)昼食後はふたたび吊り橋を渡り、 多摩川沿いの遊歩道を御嶽駅方面へ歩いて玉堂美術館を目指す。
途中、渓流川下り(ラフティング)のゴムボートがいくつも川を下っていく。結構な速い流れもあって、 ちょっと怖そうな感じもする。
玉堂美術館は、明治~昭和の時代に活躍した日本画の巨匠川合玉堂が晩年を過ごしたこの御嶽渓谷の地に、昭和36年に完成した美術館である。
玉堂の作品約300点を所蔵するほか、生前玉堂が筆をふるった部屋が保存されている。また庭園の美しさにも特筆すべきものがある。館長は、小澤家第22代当主の小澤順一郎氏である。
美術館からは、橋を渡って御嶽駅へはほど近い。
御嶽駅では「御岳山」への山行帰りの一行が電車を待っているのに遭遇し、なつかしい思いがした。10数年前になるが私も会社の山岳会の一員として御岳山に登った一人だ。
御岳山にはケーブルカーがふもとからかかっており、だれでも気軽に登れる山として親しまれている。
われわれはもちろんケーブルカーではなく徒歩で登ったのであるが、ちょうど手ごろな日帰り山行を楽しむことができた。頂上に着いた時には、ケーブルカーで登ってきた小学校低学年の子供たちの歓声に囲まれたことを思い出す。
おくたま路では今日も澤乃井の冷酒とともに、豪華な夕食をいただく。体重のコントロールを気に掛ける身ではあるが、美味しい料理は・・・当然、完食です!
*小冊子「日本酒ほろ酔ゼミナール」より;その②天下の酒米「山田錦」:全国の酒造家に最も人気があるのが「山田錦」です。「山田穂」を母に、「短稈渡船」を父に交配して生まれ昭和十一年に命名されました。大粒で心白が大きく、たんぱく質の少ない理想的な好適米として高く評価されています。六甲山の北側の山あいの兵庫県加東市、三木市周辺の田園地帯だけで栽培されています。瀬戸内の気候と土壌の好条件をそなえた土地はこの地域以外にはなかなかないのです。「山田錦」以外のいい酒米として有名なものには、「五百万石」「雄町」「美山錦」「越淡麗」「八反錦」「亀の尾」などが挙げられます。
つづく、次回その⑤(福生:田村酒造場)
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